アラフィフの漫画のアレコレ時々アニメ

気付いたらアラフィフになっていたオバサンの好きな漫画やアニメの呟き

ネタバレ漫画個人的感想〖DEATH NOTE〗について思う事③

DEATH NOTE 4 (集英社文庫―コミック版)

★オチに関して個人的に思う事

凄く面白いサスペンス漫画〖デスノート〗なんだけどね
実は私個人的には原作のオチ余り好きでは無いんだ
こんな事言ったら原作ファンの方々に怒られちゃうねすんません
あくまでも私個人の感想です

ジャンプ漫画あるあるの引き伸ばし蛇足感が否めなかったんだよなあ
メロとニアもキャラクターとしては凄く魅力的なんんだけどね
最後に1日で偽ノートを完成させたジェバンニの有能さをサラッと見せつつライトに証拠を突き付けるニアとかさ
悪くは無いがやはりそれをエルにやって欲しかったんだよなあ

なのでオチはぶっちゃけ実写映画版の方が好き
DEATH NOTE デスノート

やっぱりエルに決着を付けて貰いたかったったから
後にライトを追い詰めるニアやメロもキャラクターとしては凄く魅力的なんだけどね
やっぱりエルのインパクトは超えられないと思ってしまった
「えー!エル死ぬの!?」
あの衝撃よ…マジでガッカリした

★失敗する事が殆どの邦画実写映画
恐らく唯一原作より好きなオチに改変してくれた映画版〖デスノート

夜神月役の藤原竜也はちょっとイメージと違ったけど松山ケンイチのエルははまり役でしたね
俳優藤原竜也は個人的に好きなんだけどライトと言われるとう~ん
夜神月役だったら個人的には城田優とかイメージに合うと思うんだけどどうかね
城田優ファーストソロ写真集

今現在何歳なのか知らんけど城田優は汎用性の高いイケメンだよな
個人的に1番好きなゲーム〖バイオハザード〗のレオンも彼でイケるでしょ
そっくりよ

戸田恵梨香ファンにはゴメンだが海砂の棒演技にはびっくらこいたよ
デビューしたばっかだったのかな
#4 丁の回 希死念慮の饗宴


ライトのとーちゃんこと夜神総一郎鹿賀丈史の演技は泣けた
若かりし頃の鹿賀丈史金田一耕助悪霊島〗も良作だったなあ

悪霊島

今作〖デスノート〗ではベテラン俳優って感じですかね
原作でも実写でも息子を信じるとーちゃん役がハマってたな

原作ファンだけどエルが自ら〖デスノート〗に名前を書く事でライトを出し抜く覚悟のラストが最高に秀逸
夜神総一郎とーちゃんの台詞もグッと来て泣けた

あー!後忘れちゃならん瀬戸朝香南空ナオミ

瀬戸朝香写真集 STAZIONE[スタシオーネ]

ライト「さあ死に急げ!」
この台詞個人的にツボ過ぎて何度も言っちゃう私を許してくれ

原作で(※アニメでのみ確認してます)ライトにこんな事言われちゃう南空ナオミが激強美人になったって感じでかっこよっかたな
ファッションも全身黒づくめのタイトな恰好
クールな外見とは裏腹に悲しみと怒りを秘めた南空ナオミ
ジョジョのダービー風に言わせてくれ「Good!」
DEATH NOTE デスノート the Last name

実写版〖デスノート〗が余りに面白かった為エルのスピンオフ映画〖Ⅼ change the World〗(2008)は映画館迄観に行った
内容っつーか全体的なデキに関してはやや残念であったはあったものの
松山ケンイチのエルはやっぱり見応えが有って良かった

L change the WorLd

★え?ネットフリックスとドラマ版?
更にもう1本の映画〖lLight up the new world〗?

デスノート Light up the NEW world

えー…とですね…
ちょっと無理っすね

居ないと思うけどこれらも好きな原作〖デスノート〗ファンな方々万が一見てたらごめんね

ネットフリックス版?まあハリウッド映画級に〖デスノート〗が製作されるんだ!とあたしゃめっちゃ期待値上げてたんだよね
所が観たらビックリおったまげえっ!
期待値上げすぎ無くてもマジでビビるよあのデキは

www.youtube.com

〖Ⅼight up the new world〗に関しても残念ながら上記同様でっす
あんま文句ばっか言うのもあれなんでこの辺で止めるけど
あ!ドラマ版に関してはキービジュアル公開の時点で観ないと決めたんで未だに観てませんさーせん

★ライトやエルだけじゃ無い
デスノート〗に登場する魅力的なキャラクター達

弥海砂
先ずは登場シーンも多く何だかんだ殺〇れずに生き残り結構ライトにこき使われてた弥海砂
登場したての時あれだけライトに安易に動くなと釘を刺されておきながらも
「ラ~イト❤会いたいから来ちゃったあ!」
ってシーン

ライト「女を殴りたいと思ったのは初めてだっ!」
DEATH NOTE モノクロ版 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)
最高だなライトが本音吐く時の台詞と顔芸は

個人的には刺さんなかったキャラだけど【宗教団体夜神月】の幹部って感じね海砂
たまたまアイドルやる位可愛い子だからよかったものの
もし海砂がゴリラ系女子とかだったらライトどうしてたんかなとは思うけどね

高田清美
個人的には海砂よりこの才女が不憫でならない
ちょっとお高い所が玉に瑕だけどキラの代弁者としてトップキャスターになってもライトに使われて
用済みとなったら簡単に殺〇れる

海砂の様に無邪気にライトが大好きだとは露骨に表に出さないけどすんごい好きだったんだろうなあと
海砂を食事に呼び出しで冷静沈着にライトとの関係について詰めるシーンとかさ
「夜神君はきっと私を選んでる!大丈夫よ清美!」
って悲しい心の叫びが聞こえて来るようだったよ
何て悲しい女なんだ可哀相だなオイ

後2人
書きたい人物が居るんだけどどっちから書こうかな
迷った挙句のこの人
松田
STORY.19 「松田」

めっちゃ苗字の呼び捨てでごめんね松田
あんたあ最高よ
まっつーって海砂が付けたあだ名も良いよねチャーミングよ
この松田の印象的だった台詞
松田「でも…キラが現れてから犯罪減りましたよね」
みたいな事言った所かな

警察でありながらも恐らくは多くの人間が思ってる本音をぶちまける真っすぐさが良い
ライトと青山を歩くシーンに抜擢されてる事からも解るけど彼若いよね
ポンコツではあるもののよくよく考えたら警察庁刑事局に勤めてる事から単なるポンコツじゃないよね
うっかりポンコツでも実は優秀なエリート…の筈
「でも!そこが良いっ!」
ラストでキラがライトだったと知った時泣き叫んでライトを撃ったよね
自分自身の信頼も裏切られて夜神総一郎とーちゃんの悔しさと悲しみも背負ってる感じで泣けたよ

最後は1番好きなキャラクターで締めようと思いやす
魅上照
DEATH NOTE モノクロ版 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)
エルやライトと言う強烈な個性を放つ主人公2人に引けを取らない
デスノート〗と言えばやはりこの人である
彼の持ちネタ…いや名台詞
「削除っ!削除っ!削除ぉぉっ!」

大好き過ぎて未だに要らんメールとか何かを消す時あたしゃ日常生活で使っとるよ
最後に追い詰められた神ことライトを見て自害しちゃうけどその潔さっつーか絶望っぷりが狂気じみててなお良いよ魅上照
【宗教団体夜神月】の教祖の右腕最高ならぬ最狂幹部だな
実質ナンバー2って感じ教団内では海砂より立ち位置は上だな
魅上照あんたが大将よ

只キラ信者になって行く経緯がライト同様悲しいんだよな
まあライトに関しては『犯罪者を裁く』を大義名分にして己のエゴに酔いしれて行ってる感が否めないけどさ
2人共始めは只平和な世界を望んだだけだったと思いたい
キャラクターについてで終わりにするけど〖デスノート〗ってこう言うちょいちょい何が何処まで悪で何が何処まで正義だったんだろうと考える瞬間が何だか悲しい作品だよなっていつも思う

★オマケ〖デスノート 短編集〗とアニメ版主題歌について

DEATH NOTE短編集 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この単行本も押し入れ行きの為直ぐ読み返せないんだけど強烈に覚えてんのが田中実の死に方
「えー!何だよその理不尽!」
スマホもインターネットも普及どころか無い家庭や学校に会社の方が少数派な世の中での新たな〖デスノート
本屋で見掛けて「わー!デスノート何か出てる!」
買って速攻家で読んだんだけどさ田中実の死に方と成長したニアのビジュアルしか覚えて無いのよ

あの田中実の死に方可哀過ぎだよ
あれだけ元祖〖デスノート〗で肝心となったデスノートのルールをいきなり死神側で勝手に変えたよね
そんで本来のデスノートルールじゃ死なない筈だった主人公田中実がアッサリ死んで終了

はい?
すまんのだがやっぱり原作であり元祖の〖デスノート〗は超えられないと痛感致した

それからアニメ版の主題歌とエンディング
サブスクで鑑賞する際はどのアニメでも例外以外基本すっ飛ばすんだけど
(因みに私にとっての例外とは〖ジョジョの奇妙な冒険 3部〗のオインゴボインゴの特別バージョンエンディングとか
鬼滅の刃 無限列車編〗みたいに物語と一体化してるとかそんな感じの時)
このアニメ版〖デスノート〗の主題歌とエンディングもいつもの様例によってすっ飛ばしてたんだけど
よくよく歌詞見たら内容に合致してて悲しい歌だった

洋~邦迄年代やジャンルもばらばらな雑食なんだけど私ロックも好きでして
マキシマムザホルモンの〖絶望ビリー〗だけは好きで昔良く聴いてたんだけどさ
ファンの方々ゴメンだけどバンド名しか知らなかったナイトメア
「アルミナ」とか改めて歌詞を見て〖デスノート〗にしっかり添った内容にちょっとグっときてしまった
著作権の問題が有ると思うので歌詞をココには書けないけど良い歌でした

アルミナ

アルミナ

  • NIGHTMARE
  • ロック
  • ¥255

ネタバレ漫画個人的感想〖DEATH NOTE〗について思う事②

DEATH NOTE モノクロ版 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)

前回主に主人公ライトの人格について書きやした
次は第二の主人公と言っても過言では無いエルについて書こうかな

★警察のお偉いさんや一国の捜査機関
政治家や大統領にしか存在を知られていない名探偵

名探偵と言われたらあたしゃじっちゃんの名にかける高校生かそのおじいちゃんしか思い浮かばないっす
第1話 学園七不思議殺人事件 ファイル1

こんな事って実際有るんだろうか?いやいや幾ら何でもそれは無いか
一般人が知らない様な秘密機関や人物の存在
こうして文章にすると急にリアリティに欠けるなあ
探偵って言葉を使ってるけどFBIや日本警察を動かしたり出来る一定の権限迄与えらてる
そんな秘密な存在信じるか信じないかは貴方次第になっちゃうよ

まあそこは深く突っ込まず話を進めましょう
★キラは日本に居ると速攻で見破るヤツが即登場!
ライトを追い詰めるもう一人の天才青年エル

「すんごいノート拾ったあっ!」
から犯罪者を裁きまくりフフンってなってたキラことライトだが
「え?何か日本の関東に住んでんのもうバレてるじゃんっ!」
展開が早くて良いね〖デスノート

「はいキラは日本に居るね!解っちゃってま~す関東!」と登場するのが天才青年エルである
これまたライトとは違うビジュアルの良さよ
DEATH NOTE モノクロ版 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ライトの様な解り易いイケメンと違って超個性的
一見ヒョロガリなんだけどテニスが上手かったりライトと取っ組み合いの喧嘩をしても負けないと言うね
パワーも有るけど目の下にはクマが有り常に体育座りで猫背

甘い物を食べているのは脳をフル回転させる為なので決して太らない
服装もシンプルでいつも同じ白いロンTにジーンズ
同じ天才青年でもライトとはまるで真逆に見える設定が抜群に良い

キラである″夜神月″に対してのエルの本名も良かったなあ
ライトと同じ名
″L=Ⅼaw liet″(エル=ローライト)

DEATH NOTE (13) (ジャンプ・コミックス)
ファンブックに袋とじで付いてたカードに書いてあってこれを見た時衝撃を喰らったなあ
って…ちょっと待った!
え?今更自分の思い違いに気づいてしまってちょっと衝撃
何とワタクシ
今更このエルの本名の件で大きな記憶違いをしてた事が発覚

私は前述した様にエルの本名が書かれたカードが封入されてるファンブックでエルの本名を知ったんだけど
私の記憶と単語の綴りが違う!
あたしゃ肝心要のエルの本名を
Ⅼ=Low lightって記憶してたよ

このLOWは直訳すると「低い」って意味じゃ無い?
この「低い」に私は個人的にライトとの存在感の落差を比較してんだなとか勝手に何かを感じてたよ
勘違いなのに!はっはっは
でもこのLOWってスラングとかだと「秘密、慎重に」とかの意味合いが有ったりするらしいよ
あながち的外れでも無くない?私の勘違い
うーん苦しいか

もう一つの記憶違いはLIGHT
これは解り易いと思うんだけどライトが夜神月でしょ
すんげえキラキラネームで聞いた事も無い苗字と名前だよね
かっこいいんだけどさ
ライトは夜の神の月な訳で「DARK」でしょ
「DARK」の対比語って「LIGHT」なのよ

「ライトは暗闇で輝く光り
相反するエルは明るい陽の下で輝く光り」

このブログを書く為に他の方々の解説を見る迄ずーっと勘違いしてこう考えてた訳
この記憶違いによる自分なりの考察もしれっと書いとけばちょっとそれっぽく聞えなくも無いのが我ながらウケる
そんな事ないか
DEATH NOTE モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

★改めて正確なエルの本名を知りググってアニメを流し見して思った細かな事

・エルと言う呼称は偽名では無く実はライトが知りたがっていた本名であった

見たまんま聞いたまんまで当時チョッピリ驚いた
「へーエルって本名だったんだ!」

ただエルはあくまでもファーストネームであって本名の一部
これだけでは〖デスノート〗でエルを殺〇事は出来ない
惜しかったねライト君

・読んで字の如くLAWが「法律、法」LIETの「Lieの日本語約は嘘」
フムフム単語みたら解る事とは言えライトに対しての皮肉たっぷりな意味合いがこれまた素晴らしい設定だな

DEATH NOTE モノクロ版 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・エルのキラプロファイリングの正確さが100%
凄いねえ流石天才
「キラは極めて優秀な頭脳を持った学生の可能性が高い」
「近親者に捜査情報を知る立場の人間が居る」
「犯罪者ばかり殺〇ている事から彼なりの正義感に基づいて行動している」
「キラは幼稚で負けず嫌い」
「もしかしたら神にでもなろうとしているのかもしれない」

当たってるー!
神になろうとしてるよー!

★〖デスノート〗屈指の名シーンと名言たち

デスノート〗についてググるとちょいちょい吹き出しそうなワードが出て来るのが面白い
1番笑ったのが
「ライト 顔芸」

このパワーワード止めて
吹いたよね
でも言わんとする事は解る

好青年を演じているキラことイケメンライト
犯罪者とは言え人を殺めた事への戸惑いと罪悪感は最初の本の一瞬しか感じなかった
己の正義(私はこの正義はライトの欺瞞だと思っている)の名の下に
自身が理想とする新世界の創生の為その新世界の神になる為
デスノート〗を使いまくって犯罪者をザクザク殺〇まくる
挙句の果てに自分と同じ天才青年エルに追い詰められて行く事によって
すんごい悪い顔する様になって行くもんな
まあこれが〖デスノート〗にさえ拾わなかったら隠し通せたであろう彼の本性だったのかなと
ライト「計画通り」
アニメ版しか見返せ無いけどあの顔と台詞1回見たら忘れられないよね

DEATH NOTE 4 (集英社文庫―コミック版)

色んな名セリフが有るよなあ
正確さに自信は無いけど印象的だったものが以下
・ライト
エルからの挑発を受けて「僕が正義だっ!」

レイ・ペンバーの背後から「振り向いたら殺〇ます」

南空ナオミに何で時計ばかり見るのか尋ねられて「キラだから」
南空ナオミに「さあ死に急げ」
南空ナオミ可哀相だなオイ

メロに誘拐されてライトに助けを求める清美に冷たく言い放つ「やれるね」

エルが死んだ時もやばかったねえ顔芸「勝った」
この上ない極悪人の表情だったよね
最早ネタ扱いされ過ぎて伝説のポテチシーン「右手で方程式を解き!左手で名前を書き!ポテチを取り食べる!」

・エル
キラに対して「私が正義だ!」
エルの顔と名前を知りたくてしょうがないライトの目の前に突然現れ「私はエルです」
この一言の破壊力よ

ライトの思惑通りレムにエルを殺〇せた瞬間「やはり私は間違っていなかった」

魅上照
デスノート〗を使う際
「削除っ!削除っ!削除っ!」
私はこれが1番お気に入り
日常生活で未だに心の中で使ってるのでお勧め

他にも沢山有るけどこの辺かなあ
リュークの名言で今回は締めようと思います
「人間って面白っ!」
DEATH NOTE モノクロ版 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

続く…

ネタバレ漫画個人的感想〖DEATH NOTE〗について思う事①

DEATH NOTE 1 (集英社文庫―コミック版)

★「そのノートに名前を書かれた者は死ぬ」
死神のノートを巡る天才vs天才の頭脳戦
傑作サスペンス漫画〖DEATH NOTE

※以下〖デスノート

何度見ても最高に面白いねえ〖デスノート
「ノートに名前を書かれた者は死ぬ」と言う設定を先ず良く思いつくよなあと感心してしまう
凡人には到底思いもよらない様な作品を生み出すクリエイターの人々って本当に凄い
至ってシンプルなこの設定で月(以下ライト)とL(以下エル)と言う若き天才2人が凄まじい攻防戦を繰り広げるんだから面白く無い訳が無い

原作を見返しながら記録したい所なんだけどワタクシ若い頃頻繁に引越しを繰り返した結果
所持していた大好きな漫画本たちを結構な数紛失してしまったんだよなあ

クローゼット何てオシャンティーなもんは無い現在の我が家の押し入れの奥の奥
探して出て来た漫画も有るんだけど何巻か途中が抜けてたりすんだよね
1番嫌なヤツだよね1冊だけ何巻かが無いとか

まあ紛失か破棄してしまった全ての漫画を買い直す程の財力も無くトホホ
そんな訳で原作を見返せ無い漫画は己の朧気な記憶とアニメを流し観しながら書こうと思う

今回は就寝時何度もリピートするリストから〖デスノート〗(2003年)について個人的に思う事をまとめやす
DEATH NOTE 2 (集英社文庫―コミック版)

デスノート〗って何時見返しても真っ先に思う事はいっつも同じ

ライトは本当に悪だったのかな?

何か〖デスノート〗を持った事とエルが現れた事に寄って極端に思想が偏ってしまった
それらをキッカケに彼の心の底に眠っていたサイコパスがたまたま開花してしまった
ある意味可哀相な正義の人だったとも言えなくも無い気がしてしまう

家庭環境にも恵まれていて刑事局長のとーちゃんに優しい母親
可愛い妹も居てそんな家族とも一見良好そうな関係を築いている
成績優秀スポーツ万能イケ面と来たもんだ
何か色々持っている青年ライト
あんたはパーフェクトヒューマンかい?

普通以上の好青年
娘が彼氏です!って連れて来たら
「あらかっこいいし良い子そうで良かったね」
とか絶対言っちゃうねあたしゃ

そんな風に家族や友人周りの人々は皆ライトに騙される
エル以外はね
海砂はライトの本性をある程度解ってて自ら行ってるから兎も角として
「コホン…」でお馴染みの清美がコロッと騙されたのはちょっぴり可哀相だったな

後息子であるライトはキラじゃ無いと信じて死んじゃった刑事局長のとーちゃん
どんなに怪しくても息子を信じたかったんだろうなあ可哀相

そんな訳で今作の主人公ライト
一見並み以上のハイスペック好青年だけど〖デスノート〗を手に入れてから結構早い段階で彼の本性が見えて来る
退屈していた天才青年が抱えている闇とは一体何だったのか
DEATH NOTE 3 (集英社文庫―コミック版)

★パーフェクトヒューマン高校生
ライトの人物像

先ず頭が良すぎて何でも機用に熟してしまうライトならではの苦悩
退屈って言うか多分暇
大体凡人なんて何かしらに悩み考え時に追い詰められてたりするもんだと私は個人的に思っている
そんでやるべき事に日々追われている

社会人なら仕事
学生なら学業
親は子育て
更にその環境で生まれる人間関係とかにも労力を割いてたりする

何かしらやらなきゃいけない目の前の事を熟すのに気づいたら必死だったりすると思う
必死じゃ無くてもやんなきゃいけない事なんてちびっ子の時から何かしら有るもんだ
幼稚園や保育園に通いその後は直ぐ義務教育で小学校に行くもんね

億万長者とかならマジで何にもしないで生きて行けるかもしれんけど
そんな羨ましい環境に居る人なんて全世界の人口中ほんの僅かじゃ無いでしょうか

日々の出来事に然程追われる事が無い時はなーんも考えずに
「この映画超面白っ!」
とかささやかな楽しみに満足してたり
凡人の日常なんてそんなもんじゃ無いでしょうか

主人公ライトは受験を控えた祝える一般的な高校生である
高校生ともなれば学業だ友人だ恋人だ進路はどうすんだともっとわちゃわちゃしてそうなもんである

でもライトは違う
何だろう
本人も本人を取り巻く環境も普通以上に静かな気がする
それは何も彼が何でも出来ちゃう天才君だからと言う理由だけじゃなさそうなんだよなあ
後々良く解って来るんだけど
他者に対する感情の揺らぎが圧倒的に薄い
反応しないか反応が薄い
だから思ずと周囲も静か
そんな気がする
所が逆に自分に何か不利益になる様な出来事が起きると感情を剥き出しにしたりする
DEATH NOTE 4 (集英社文庫―コミック版)

そんな極端なライト君
彼のとーちゃんが刑事局長と警察のお偉いさんで在る事の影響か
正義感は人一倍強く彼もまた警察庁を目指している

そして冷静沈着な為くだらなくしょうもない世の中に辟易している
特にクズ属性の人間に対してそれが顕著に見て取れる
気持ちは解る
確かに世の中不平等だし胸糞事件のニュースはリアルでも無くならない
ライトが言う通り世の中は残念ながら腐ってると私も思う事が有るし誰しも思った事は有る筈
とんでもねえ残虐な犯罪を犯しながらも刑が明らかにおかしい事件って実際に有るよね
具体的にどんな事件とは書かないけど

「こんな恐ろしい非人道的な行為をしておいて極刑じゃないんだ…」

とか胸糞な事件ってどうしても起きてるし無くならない

シリアルキラー】だとか【猟奇殺人】の類の記事や本も読むし映画やドキュメンタリーも見る私です
何でこんな事出来んのかなって思いながら見るんだけど
【凶悪犯罪】【未解決事件】とかも何かもう怖いよ本当に

だから正義感の強いライトは思う
「この世の中は腐っている!
僕がこの腐った世界を変えてやるんだ!
僕は新世界の神になる!」

ちょっと待った
あんだって?
新世界の神?

思わず私の中の志村が出たよね

ここにライトの本性
正義を大義名分にした自己顕示欲を感じる
この世から悪が無くなれば良いとは多分誰しも思うでしょう
しかしそっから自分は神になるってーと話が変わって来ちゃわないかい

序盤のTVで放映されるエルからの挑発を受けたシーンでもライトの本性が垣間見える
「僕に逆らう者は死ねいっ!」
相手が罪人じゃ無くてもムキって〖デスノート〗を平然と使っちゃう辺りとかね

DEATH NOTE 5 (集英社文庫―コミック版)

★モノホンのサイコパスは日常に溶け込んでいる

サイコパスって良く聞く言葉だけど具体的に一体どんなもんなのかwikiぱいせんで調べてみた

小難しい専門用語を省いてライトに当てはまっていたのが以下

サイコパス(精神病質)の定義】
性格の異常性、極端さから自分で悩んだり社会を困らせたりする人格障害に分類される

【特徴】
・極端な冷酷さ
・無慈悲
・エゴイズム
・感情の欠如
・結果至上主義
・最大の特徴として良心の欠如
・他人の痛みに対する共感の欠如
・自尊心が過大で自己中心的
・慢性的に平然と嘘をつく
・口が達者で表面は魅力的
・ナルシスティック
・恐怖や不安を感じにくく大舞台でも堂々としている
・多くの人が論理的な理由でためらう行為を平然と行う

などなど
わざわざ私が抜粋しなくても
どれもこれもライトに当てはまっとるやんけ

共感の欠如辺りで一瞬騙されそうになるもんな
一見被害者側に寄り添って″共感″してる様に見えるじゃん
裁かれない又は判決が不当と思われる犯罪者は世の中の悪だもんね
そうだよね確かにそうだって思っちゃう

罪人は悪だから裁かれない悪には
「僕が裁きを下す」
この僕が裁くって所が被害者側への寄り添いや同情以上にライトにとっては重要だって事を見逃すと騙されちゃう
怖いなサイコパス
例え根底にライトのエゴが有ったとしても言ってる事にある種の正当性を感じるから悲しいのだ

続く…